今日ふと…
今日晩ご飯を食べてる時に急に母がこんなことを言いました。
「土曜日の朝にな、浩平のおばあちゃんが夢に出てきてん。夢ん中でお母さんの腕の中で亡くなる夢やってん。」
それで僕の母は百合の花を買っておばあちゃんの仏壇に備えてました。
僕のおばあちゃんが亡くなったのは僕が高一の頃です。
僕が物心ついた頃からずっとおばあちゃんは僕の生活の傍にいて、とても僕を可愛がってくれました。
小学生までは一緒に住んでたんですが、明石に引っ越してからは僕らは3階、おばあちゃんは2階の同じマンションに住んでました。
僕の両親は明石に来てからずっと共働きだったため、おばあちゃんや親戚のおじちゃんが僕に色んな事を教えてくれました。
夕方になればおばあちゃんがほぼ毎日3階にあがってきて家の洗濯物を畳みにきてくれて、畳みながら色々話してくれた。
僕の母の家は赤穂浪士の家系で、僕は幼い頃から赤穂浪士の話や親戚のおじちゃんが話す海の向こうや歴史の話をよく聞いてました。
だけどおばあちゃんは亡くなる少し前から階段をあがってこれなくなり、しまいには寝込んでしまいました。
癌が頭にまで転移し、僕の顔を見ても僕だと把握できない状態にまでなって、僕はそれがショックで、見舞いにはもうダメだと言われるまで行きませんでした。
「誰?」ってまた言われるのが恐くて。。。
だけど最初で最後だった見舞いの日に、おばあちゃんは僕の顔を見て確かに「浩平」って言ってくれました。
おばあちゃんのお通夜で、僕は悪いことをした気がいっぱいで目を腫らすほど泣いたけど、僕はやっぱり四十九日の日以来今日までおばあちゃんとおじいちゃんが眠る仏壇を拝んだ記憶がありません。
今日本当に久々に仏壇に手を合わしました。
涙が止まらなくって、仏壇に背中を向けるのが精一杯でした。
事情があって一緒に住んでる親戚のおじちゃんが色々話してくれました。
人っていつも自分一人で生きてるんだって勘違いをしてしまいますが、本当はそうじゃなくて、
人は皆誰かに生かされてるんだって知ってるのに、
いつもつい忘れがちになってしまいます。
何故今ここに自分が存在してるのか、
僕は世話になったおばあちゃんに恩返しをできなかったし、それはいくら悔やんでもどうしようもないけど、
精一杯生きて元気な自分を天国から見ててほしいと思います。
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